愛川晶作品。落語とミステリーの組み合わせの傑作。読んだのは5作目。
落語を題材にしてるだけにテンポが抜群にいいから読みやすい。
また今回は茶の湯の話だから茶道の話がでてもまったく茶道が分からなくても
分かりやすく解説しながら話を進めてくれる。「横浜の雪」と二つ収録されてる。
『茶の湯の密室』
三桜亭馬伝の妻亮子が友人と先生のお茶会に誘われたのだが全く茶道を
知らずに不作法をする話で宅でトイレを借りたのだが密室のはずのトイレで
白猫に遭遇する話。猫は死んだと聞いていたのだが・・・・。
『横浜の雪」
落語の趣向で三人の噺家でお客さんから3つのお題を頂いてその題を
いれて新作落語を披露して競うという話。馬伝が演ずるはずが事故で
師匠が馬伝がつくった新作を演ずることになったが・・・・・・・。
☆☆☆☆