辻村深月作品。これで辻村作品の3作目。前に読んだ「青空と逃げる」は
夜逃げしても清々しい作品だったのに今度は一転女性たちのややこしい作品。
後半の迫力はさすがだが・・。題名は暗証番号だ。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』
幼いころの親友で中学までは一緒だったチエとみずほ。控え目でなんでも
母に相談するチエ。母に虐待のような躾をうけたみずほ。
みずほが結婚して流産するころ、チエはいい男にすがるようにして
しがみ付いてる時その男は別な女と結婚してしまう。そんな時チエは
生理がとまり子供ができたと思って母に相談するのだが母は一緒に
病院に行ってくれると信じてたのに中絶をと言われて揉みあううちに
母を殺してしまい逃げる。みずほは殺人者となって行方不明になったチエを
親友と思ってチエの友達や関係者とあって話を聞き探す。
赤ちゃんポストに預けるだろうと見込んで手を尽くすのだが・・・・・。
☆☆☆☆