重松清「流星ワゴン」を読む。

図書館が開館したからまた本を買わずに読めそうでよかったなあ。

ブックオフで買った最後の単行本が重松作品の「流星ワゴン」ちょっと前に

読んだ東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」も時空を超えた話だったが・・。

時空を超えた話の本は現在過去未来を行ったり来たりするから読むのに大変。

「流星ワゴン」

父親を嫌って東京で家庭を築いた「僕」は幸せだったのだが息子が私立中への

受験に失敗して荒れ狂い、妻は男に走り、自分の職もリストラになり

死にたいと駅前のベンチにいるところにエンジ色のオデッセイのが止まり

それに乗り込む。。この車は妻の連れ子と本当の父子になろうとしてドライブに

最初に出た日に事故を起こしてふたりは死んで成仏できずに幽界をさまよい

死にそうな人たちを乗せて時空を彷徨う車だった。親と子が同じ歳で出会うことで

親と子の思いの違いなどが浮き彫りにされる。時空を超え未来から見えた

タラ・レバや分かれ目をいい方向へ現実を変えようとするのだが・・・・・。

☆☆☆

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