米国が拒否権発動。ガザ人道停戦決議。

安保理ガザ地区でのイスラエルの人道的停戦決議案が提出され議論されたが米国が拒否権を発動し結局まとまらなかった。言い分は米国はエジプトなどと停戦交渉をしている途中で決議はそれに影響が出るというものだ。

ウクライナ侵攻ではロシアが、ガザ地区問題では米国が拒否権を発動する。これでは安保理の権威は落ちるばかり。大国の恣意的拒否権は国際社会の信頼を落とすだけだ。

ガザ問題は確かにハマスの急襲はいけないし、人質の解放は直ぐにも実行されなければならないのは確かである。しかしイスラエルの攻撃はもういいのではないか。殲滅などということは実際には難しいのではないかと思うから。ひとまず停戦して当事国同士あるいは中立的国による戦争収束を目指す取り組みを人質解放も含めての協議をしたほうがいい。米国の拒否権はウクライナ問題でのロシアに口実を与えるだけのような気がする。世界的にはロシアの侵攻を止めることのほうが重要な気がするが・・・。