密告奨励。中国反スパイ法。

中国は国家安全省が国民に防諜のためには全国民が参加することが必要として「密告の奨励」を進めることに。

反スパイ法は曖昧で国家機密だけでなく国家の利益を損なう行為まで処罰の対象になる。密告奨励などというのは諸刃の剣だ。国家の機密だけでなく密告文化が進んだら公務員などが密告の対象になって指示したものに返っていくことになりかねない。

中国は日本がかって戦時中には密告が怖くて国民が委縮した時代があった。中国が二の舞いにならないとは限らない。

中国に進出企業にとってはおっかなくておちおち企業活動などできないかもしれない。

同じ企業に働く社員が思うように仕事ができなければ密告するかもしれない。これを防ぐのは至難の業だ。

権力者にとって都合のいい法律に思えるけれど密告奨励などという過激なことに成ると国民を恐怖政治に巻き込みかねない。法律が曖昧なだけに怖いし国家機密がなにかということが国民には知らされていないから中国国民が罰せられる可能性だってあるだろう。とにかく密告文化などは国民にとっていいことはなにもない。