核不拡散条約も宙に浮きそう。

核不拡散条約の再検討会議が閉幕したけれど議長草案も公式記録に残せないなどの異例の状態で閉幕したという。これまでは核を持つ国と持たない国との対立であったけれど前提は核を持ってていても意味がないような国際的な雰囲気のなかで条約が語られたきたけれどロシアがウクライナに侵攻し核の脅しも顕著ななかでは「もしかしたら核を持っていないとロシアのような国はなにをするか分からない。」そんな状況に国際会議を開いても疑心暗鬼だし、ロシアのように自分たちがウクライナに侵攻したのに非は西欧にあると屁理屈を述べ立てる状況に国際社会は混乱が起きてるのではないか。これはロシアや中国の思うつぼなのだろう。核不拡散条約の議論もいいけれど国際社会で国連の機能を回復させる議論ももっと深めるべきだろう。安全保障理事会の役割とか理事国の構成とか国連総会の役割とか。とにかく横暴を止める手立てを早急に作らないと横暴な大国は自国の利益だけ追及し、いいように非難を繰り返すだけの時間の無駄な議論に終始しているようにしか見えないのは自分だけか。

誰でも核は不必要な世界が望ましいのは確かなことだ。核を脅しにつかった国には大胆な経済制裁だけでない強烈な制裁を国際社会が課す仕組みを作らないと核不拡散条約など絵に描いた餅と一緒だ。