身の保全に躍起に見える。

ロシアのメドベージェフ氏は「勝利を収めずに特別軍事作戦をやめればロシアは引き裂かれ消滅するだろう。」と述べた。ロシア国民に緊張感を煽り兵士として志願して軍を拡大させること、徴兵をしやすくする思惑が見える。

ロシアという大国はそれほどヤワな国だろうか。資源に恵まれ国連での常任理事国という地位を与えられるほどの国である。大国ロシアはたとえウクライナから撤退しても国は変わるはずがない。米国との核軍縮などの約束を停止して米国は困るだろうと脅しをかける。戦争をすれば大国が小国に勝つのは当然である。人口も多い・武器も多い・核も持っている。だからこそ大国が侵攻などという横暴によって侵略して我が物にするのは70年も80年も前の前時代的な考えである。だからこそ国連という国際組織をつくり国連憲章という約束事で小国も安心して暮らせる道を作り上げてきた。これが人間の知恵だと信じてきた。人間もいくらか成長したと思えた。しかし最近の国連での動きをみると人間の中でも政治で国を動かすはずの人たちは人間としての成長を止めてるように見える。一般の国民は自然災害に見舞われても健気に生きていこうとしているなかで人の命をなんとも感じない人種がいることに驚く。

国連憲章という小国の国民も平穏に生きる権利があることを絶対に踏みにじってはいけない。この大原則を踏みにじるロシアはいくら非難しても過ぎることはない。

国連ではロシア侵攻を非難する決議があるという。どれほどの指導者が決議に賛成するか見守りたい。