ゼロコロナ転換の前触れか。

中国の内外で拡がるゼロコロナ政策にたいする批判に硬軟両様の動きをみせ始めた。

一方はデモなどに対する規制への警備の強化だ。そしてもう一方は副首相によるゼロコロナ政策への柔軟に転換とも思える発言だ。習近平主席がはじめから出てきたら批判の矢面に立つ。そうかといって主席が転換をいえばこれまた転向批判も出る。

まずは天安門事件以来ともいわれる批判やデモを抑えるための両面作戦で中国国民の動きを見ているのだろう。強行突破が可能とみればさらに強化するだろうし、この批判がさらに拡大しそうとみれば腹心を使って徐々にゼロコロナ政策の柔軟対応をするだろう。それが副首相の「政府は流行以降国民の命と健康を最優先に取り組んできた.…防疫対策は新たな局面・新たな任務を迎えた・・・。」と政策の転換のニュアンスを。

どこの国のトップも似たようなものだと思う。

ゼロコロナ政策をやめますといったらじゃあ今まで何だったんだという人が必ずでるからややこしい。