ロシア実業家の謎の死続く。

今年1月からロシア実業家の自殺や原因不明の死が9人にも及ぶという。

高齢で病気が原因というのではない。大手石油やガスなどの国営・民営の実業家がほとんどだ。とくに民間石油・ガス最大手のクオイルの会長が病院の窓から落ちるなど謎が多い。クオイルはウクライナ侵攻へ批判した会社だけに余計に謎が深まる。

ロシアは「監視者」が目を光らす社会なのだろう。国営・民間の会社には想像だけれど「監視者」が送り込まれているような気がしてならない。これは今始まったことではない。ソ連邦時代から構造的にそれが普通の権力を維持するために当然行われてきたのではないかと思える。国民もそんな社会であることを知りつつ上手に生活しているのだろう。日本の戦前・戦中時代と同じなのかもしれない。