知的障害者殺害の母に執行猶予判決。

京都での17歳の重度知的障害がある長男を殺害した母に京都地裁判決。

弁護士は無罪を主張していたが判決は禁固3年・執行猶予5年の判決があった。

重度知的障害といっても形態・程度はひとりひとり異なる。地域でもっととかいう話もあるが現実には障害の形態をよく知る家族の負担にならざるを得ない。一方で大きな施設ではなくきめ細かく小規模な施設でとかいうことを説く人もある。しかし障害が一様でない以上ある程度大きな施設で多くの入所者に生活してもらうことが今回のような悲劇を生まないためには必要なことではないか。かっては身内を施設で対応していただいたものとしてどれほど家族が救われたかしれない。身内が重度障碍者の面倒で悶々として共倒れになりかねない。仕事として施設の職員にきめ細かく対応していただくことの利点は大きい。今回の事件は母は殺害後に自殺をはかるなど精神的にも負担になっていたことを思うと今回の判決は妥当なものに思えるが・・・・。