岸田文雄新総裁は1957年生まれ。
早稲田大学の法学部卒業という。しかも2年浪人という。その点では親近感が湧いてくる。早稲田の杜で育った人に悪い人はいないはずである。
最初は河野議員のほうが勢いで勝つのかと思っていたら河野・石破・小泉の3人では海千山千の議員のみなさんを説得し支持を得ることができなかったのだろう。
個人個人の魅力だけで組織を動かすのは大変ということだ。
確かに多くの派閥の支持を得た岸田議員のほうが安定感があるだろう。
いい点もあれば悪い点もある。
「人の話を聞くのが長所」ということは人事においても政策においてもゴリ押ししてくる政治家の話につきあい、取捨選択を十分に咀嚼して決断しなければ混乱のもとになりかねないことだろう。お手並み拝見というところと頑張って欲しいということと。
河野議員は個々の力に頼み過ぎた。石破議員や小泉議員の個人の国民的人気に頼り過ぎた感がある。政治の世界の力学を過小評価したのかもしれない。残念。