宮部みゆき「希望荘」を読む。

宮部みゆき氏の作品で図書館に行ったら読んでない本を見つけた。

そんな時はつい嬉しくなる。とにかく飽きさせない、テンポのよさが大好きなのだ。

「希望荘」

  主人公杉村三郎が今多コンツェルンの娘と結婚して社内報の編集を

  やっていて探偵みたいなことに才能を示した本を以前読んだことがある。

  「希望荘」では離婚して私立探偵業を営んでいる杉村三郎が描かれる。

  事件ごとに「聖域」「希望荘」「砂男」「二重身」の4編が収録されてる。

  「聖域」は探偵事務所の大家の店子のばあさんが自殺をほのめかして

   いなくなったのだが噂で見た人が出た。杉村三郎の初仕事である。

   「希望荘」老人ホームの住人が亡くなった。「昔人を殺したことがある」

    という言葉を残して。息子がそれを気にして杉村探偵に真偽を依頼する。

    「砂男」離婚して実家に戻っていたころの話。そば屋を営んでた

     夫婦が客入りもよかったのに夫が不倫失踪したと店を閉めた。

     不審に思った杉村三郎が真相を明かす。

    「二重身」アンティーク店の店長が東北大地震の時に行方不明になった。

     地震の被害を受けて亡くなったと思われたのだが杉村探偵は

     殺されていることを突き止める。

☆☆☆☆

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