原発事故避難者の65%は・・・。

福島県から原発事故で避難した人のうち65%は福島に戻らないと回答。

原発事故からもうすぐ10年が経とうとしている。

当初は放射能が怖くて全国に散っていった人たちが10年も経つと生活も変わりこころも変わる。原発事故の頃の子供たちが成人していく年頃になるのだ。

いろいろなご苦労があったと思うが戻らないと回答した65%という数字をどう判断すればいいのだろう。ほぼ放射能への危惧と現状の生活の安定が拮抗しているようだ。

人間の弱さと逞しさも見えそうだ。福島では人口減や過疎や地元に残って頑張ってる人たちは戻ってきてまた以前の福島をと期待している人たちも多いのだろうがアンケートの結果からみるとお互いそれぞれ頑張るしかなさそうに見える。それが10年という年数なのだろう。人は歳をとっていく。成長していく。衰えていく。