赤川次郎作品。鼠シリーズ二作目を読む。
鼠こと甘酒屋次郎吉と道場の師範代まで務める剣の達人妹小袖がいろんな
事件を解決していくおなじみの本だ。会話部分が多いから読みやすい。
6つの事件が収録されている。
『鼠、嘘つきは役人のはじまり』
「鼠、横車を押す」では殿が正室がいるのに好きな人がいる「さと」という
奥女中を手にしようとするのを鼠たちが逃がす話。
「鼠、雨の夜の人助け」は藩と米問屋の不正にからんで人間違いをされた
浪人を助ける話。
「鼠、空っ風に向かう」は三家猫のために藩を巻き込んで騒動になる話。
「鼠、嘘つきは役人のはじまり」は盗賊から情報を得て役人が自分の
ために盗賊のみならず関係ない人をも皆殺しにする話。 2話省略。
☆☆☆