朝倉宏景『つよく結べポニーテール』を読む。

朝倉作品。青春ドラマ。小さい頃から父・祖父にキャッチボールで育った女の子がプロ野球を夢見て夢を実現させるストーリーだ。遥か昔になってしまった自分の青春を顧みながら青春ドラマを読んでも違和感がないのが面白いと思う。

『つよく結べ・ポニーテール』

鳥海真琴は小さい頃から野球になじみ男の子に混じって野球をすることに夢中。

小さなアパートで母と兄弟3人で暮らしていた転校生タクト君と友達になるのだが真琴が訪ねていったことでタクト君はいじめられいつの間にか転校していなくなる。

中学校では少年野球の優秀な龍也君・絵が好きな雫と友達に。真琴は龍也と恋するのだが野球部の監督が酔っぱらって真琴に破廉恥をしてそれが原因で龍也は真琴から逃げていく。それども真琴は女子野球クラブにはいりそしてドラフトでプロ野球に誘われる。いいところで救援に立った真琴をテレビで手に汗にぎりながら彼女と観る龍也であった。最後は幼馴染のタクト君がニュースをみて会いに来てくれる。

(女の子の不可能と思える夢を叶えて女性の壁を突破した真琴の青春物語。)

☆☆☆

 

旧統一教会の反撃なるか?

統一教会はテレビ局とコメンテーターを務めた弁護士たちを名誉を著しく傷つけられたとして損害賠償と謝罪を求めて提訴した。いよいよ旧統一教会の反撃が始まった。

弁護士と弁護士の闘いが始まる。どんな論戦がはじまり、どんな事実が明らかにされるのか非常に興味がある。関りを持ったとされた政治家は無抵抗で白旗をほぼ上げた。何しろ反教会弁護士を中心にしてマスメディアでこれだけ連日取り上げられたら選挙という自分たちの生活に直接響く相手には降参せざるをえなく静かに嵐が過ぎるのを待つというのが政治家の習いなのだから仕方がない。今回の提訴でどれだけ真実・事実が明らかになるか。宗教というものはなんなのか。旧統一教会は生き残れるか。注目している。

五輪選手も動員?

ロシアの部分動員令は混乱を極めて大統領も窮地に陥るかもしれない。

フィギュアスケートでロシア代表のひとりになった人たちにも召集令状が。

パイロットが出国できないとか、管制官にも召集令状という話もある。部分的動員令というがこれは異常事態のような気がする。元ワールドカップ出場のサッカー選手にも召集令状がともいう。

いまや招集逃れで海外に脱出する人が列をなす状況とも伝えられる。ウクライナ東部・南部の親露派といわれる人たちと呼吸を合わせてロシア編入を目論むプーチン大統領も日増しに高まりつつある動員令への批判は政権への批判となりつつあるようだ。特にスポーツ選手や有名人に召集令状が送られるとマスコミのタネになって世論に浸透していく。じわっと政権に効いてくるかもしれない。一日も早い侵攻の撤回を。親露派と言われる人たちも必死なのだ。ロシアという大国の元首が惑わされてはいけないだろう。

なんだかんだ言ってもプーチン大統領の支持率は世論調査では6%下がって77%という。これがロシアなのだろう。いろいろ言っても犬の遠吠えなのかも・・・。

 

福ニャン日記 どうなる日本。

9月29日 くもり

日本はいま分断しているという。国葬という亡き人をどう悼むかで分断という事態になっているという。株価が26000円台に下がり・物価が10%から20%と上がる。

燃料のない国といわれ、自給率は最低と言われ、円安が進行し北朝鮮からミサイルが飛んできかねない。そんな国で死んだ人の弔意を蚊帳の外で国葬論議をして分断という。

大事なのは日本の将来はどうなるのかということ。どうすべきかということ。

貧しい生活をしながら最下から眺めているとデモをする元気があり、献花に行く優しさもあり、みんないい生活ができてるなあと・・・。

山道散歩で今日も日の出を見ながら栗でも落ちていないかと歩く。妻の検診に病院の駐車場で本を読んでいる。夜は女子バレーを見よおっと!

(ススキにも種類があるのだろう。公園のススキは葉に模様があり花もいい。)

(さすが道立の公園。手入れがいい。)

(毬栗をみると食欲が湧く。)

 

乙川優三郎『露の玉垣』を読む。

乙川作品。読むのは2作目。新潟県新発田藩の家老だった人のご子孫から資料を受けて小説にした作品。新発田藩の家老も務めた人が藩の下級武士の系譜・できごとも藩史として書き残した。「露の玉垣」と題した藩史。史料に比較的忠実に残しているので読み手としては結構人間関係が見えず読むのに苦労した。前回の短編の方が読みやすい。

『露の玉垣

新発田藩は河川が多く洪水や日照りなど水田での収入が主で天気に左右されて藩の収支は大変だった。溝口家の半兵衛は家柄は藩主の傍系でいいのだが藩史を記載する仕事についていたが藩の窮乏で家老に抜擢される。藩史も下級武士まで含めた全体を描かなければ藩史とはなりえないと完成させる。その中から8篇のできごとを描く。

四郎衛門の家で蔵で仕事をしていた下男が火を出して風にあおられて大火になった話。

吉右衛門が養子に出る前の下僕のころお世話になったかっての奥様を見舞う話。

清左衛門は若い時と違って山庄というばりばり仕事をこなす相手をみて気弱に思う話。

江戸中期の武家は離縁・養子が頻繁だったから実の弟と夫の弟が藩主の国に戻るための手配方の仕事を一緒にすることに。乱心から実の弟が夫の弟に殺された。どちらも優しい男であった。どちらの妻も夫も親も連なる人々が戸惑う話。などなど。

(とにかく武士の窮状も大変なものであった。江戸勤めもお金がかかった。洪水で堤防が壊れることも度々で心休まることがない武士と女たちの日常が描かれる。)

☆☆☆

 

モディ印首相。

インドのモディ首相が安部元首相の国葬に参列された。相互訪問時の思いを感慨をもって弔問していただいた。

カナダの首相が災害という理由で来られなくなりG7の首脳がひとりも来ないと国葬を下にみる論調のメディアもあったように思うけれどインド首相やオーストリア首相など多くの国の首脳の来日を前にしてなぜかそれは失礼ではないのかと感じたのは自分だけか。各国の首脳も1国を代表してきていることには変わりはない。

特にインドのモディ首相が参列いただいたことはお互いに意義あることだったのではないか。

ロシアとの関係も深いインドにはロシアに助言してウクライナ侵攻を停止するための中国に次いで重要な国だろう。安倍元首相の外交でクアッドを提唱してインドとの友好を築いたことは最大の外交の成果といっていい。将来的にも日本はインドとの友好関係は重要だろう。

泥仕合にならなけばいいが・・。

ジョージアというロシアと接する国に数キロに渡ってロシアから海外に逃げ出す人たちが長蛇の列を作っているという。それほど強権の国ということなのだろう。

強権を与えたのもロシア国民でもある。時間がかかるけれども民主国家であるほうがいいのだろう。ハルキウ州など東部にロシアがミサイルで砲撃したという。30日にはプーチン大統領住民投票を受けて編入を宣言するだろうと言われている。

ゼレンスキー大統領は東部戦線で前進していると発表。

戦線が長引くにつれて泥試合の様相にならないか心配である。日々人の命が失われていかないか心配である。世界は生活にいっぱいいっぱいのようだしどうなることか。

習近平主席に期待するしかないと思っているがいつ腰をあげるのだろう。