山道散歩 冬を待つ山々

 ストーブをたく日々が始まった。
      家のまかでも行動範囲はずんずん狭くなっていく。
      身体もだんだん丸くなっていくようだ。
      雪国に住むものの身体に染みついてる反応なのだろう。

      散歩の山道も冬の準備はちゃくちゃくと進んでいる。もはや緑の葉っぱはほとんどない。
      緑色は冬でも枯れない常緑樹だけだ。
      熊よけの口笛も寒さで音の出なくなる日もそのうちにやってくる。
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   口笛を吹きつつ歩く。もう山々には下手な音色が染みついてるだろうなあ。
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