「外国の代理人」を選挙から排除。ロシア。

ロシアの下院は「外国の代理人」を国や地方議会の選挙から排除する法律を可決したという。これではロシアに野党が育つはずもなく大統領の権限は強くなるばかりだろう。

政府の方針に反対する人を「外国の代理人」というレッテルを貼れば抹殺することが可能になるのだ。それでも反対しようとする人は「不審死」という最悪の道が待っている。これがロシアの実態なのではないか。ロシア国民はそれをよしとしているのだろうから困ったものだ。大統領の利権に群がる人しか大統領の周りには集まらない。

いずれロシア国民も困ることになるのだろう。制約や弾圧や拘束が自由に政権側ができる社会。ウクライナ侵攻も正当化する政府に物など言えるわけもない。

女性党首が野党を組織するというニュースもあったけれど機能するまでには困難な道のりになるのだろう。ウクライナ侵攻に反対の声が国民の間から湧き上がるのを期待していたがとてもとても無理なようだ。