絲山秋子『北緯14度』を読む

絲山秋子作品。アフリカのセネガルに2か月滞在して楽しんだ紀行文。

絲山作品らしいテンポの良さは楽しめる。

『北緯14度』

フランスから独立したセネガルはフランス語が主要な言語。絲山は何度もフランスに行っていてセネガルに是非行って見たいと思っていて念願が叶った。トッカリさんという日本人の所に人柄に惹かれて入り浸る。人も建物も溢れる首都ダカールを中心に2か月間でセネガル各地を回る。ソレイマンというボディーガードとウスマンやモドゥという運転手を雇い彼らからフランス語や地元の言葉を習いながら持前の明るさでセネガル人多数と友達になりセネガル国民食が美味しいと堪能する生活。日本の群馬にはムッシュ・コンブロウネという彼氏とメールしながら下ネタの好きなセネガルの国民性もあり

楽しい2か月を堪能する話。

(言葉がなくても心だけで大らかに付き合える生活は日本では味わえないような生活だったという。)

☆☆☆