ゼレンスキー大統領の資質を問題にする人がいる。

テレビの討論番組で自民党佐藤正久議員が「十分な準備がないまま昨年6月に反転攻勢したことは失政」という見方を示したという。自国が大国によって侵攻・侵略されて領土も人命も蹂躙されて西側諸国の支援を受けて反攻したことを失政というのはどうか。ゼレンスキー大統領は各国を回って支援の約束を取り付けた。ゼレンスキー大統領でばければ各国からの支援は受けられなかったのではないかと自分は思う。失政というよりも支援する各国の軸がグラグラしたことによるものだ。特に米国の共和党が大統領選絡みで政争の具にしたことだろう。

鈴木宗男議員に至っては「ゼレンスキー大統領に相応しい人だったのか、元は俳優だ。」と資質を問題にした。バカなことを言ってはいけない。もともとロシアが侵攻したことが悪いのであってロシアに侵攻を止めろとも言えない人がロシア通みたいな顔をするのはやめて欲しいものだ。安保理も国連も機能不全にした常任理事国のロシアが世界を混乱させた元凶であることは明らかだ。