石田衣良作品。サブタイトルに「アンディ・タケシの東京大空襲」。
14歳の奇跡的感覚を持つ少年が東京の大空襲に立ち向かっていく話で
14歳の子供たちに読んでほしいと書いてあるが高齢者でも復習の意味でいい。
東京大空襲の様子が描かれて戦争の悲惨さと少年たちの友情、恋、そして空襲。
「不死鳥少年」
日本人の女性と米国の男性との結婚で米国で生まれたタケシ、戦争で母と子
は日本に帰ってきて母の兄が経営するメリヤス会社に居候する。登美子と
直邦という兄弟がいた。戦時中で学徒動員で工場で働くのだが米国籍ももつ
タケシはいじめ・迫害を受けるのだがミヤとテツとの深い友情が。
東京にB29による大空襲が始まる。90%の家が焼かれ、50%の人たちが
亡くなったといわれる空襲のなかを14歳のタケシが家族・工員など7人を
救うべく焼夷弾・機上掃射などを避けて悲惨な街中を彷徨う話。
☆☆☆