大嘗祭と憲法論議。

11月14日15日に大嘗祭が行われる。天皇天皇たる神事だという。

かっては憲法論議が行われたが今年は静かに進んでいるという。

皇室のお手元金から支出したら憲法に抵触しないという話ではない気がする。

象徴として誰がなってもいいわけではない。選挙で選んでいいというものではない。

皇室を認める以上は象徴は天皇であろう。そのバックボーンは皇室の伝統だろう。

即位の際に行う神事というが国民の間でもはや神事と考えている人はどれだけいるか。伝統行事の一環にしかすぎないと考えている人が多いのではないか。

憲法論議にならなくなっているのは皇室を国民の象徴として定着した証拠。

問題なのは即位の礼でもそうだがマスコミがこぞって皇室礼賛のオンパレードで

礼賛しなければならない雰囲気をつくりだすことではないか。

それがひいては天皇を神格化していくことにつながりかねないと危惧する。

無関心な人がいてもいい。無視する人がいてもいい。いろんな人がいていい。

天皇はあっていい。そんな日本でいいではないかと思う。