米澤穂信さんの作品の2冊目を読む。
この本は高校生を描いた青春さわやかラブコメディ的な本だと思う。
題名はある街の「生き雛まつり」の祭りがあるのだがその祭りの遠まわりと
高校生という人間的な幼さの生き方を重ね合わせたものだろう。
「遠まわりする雛」
登場人物は高校生のほぼ4人しか出てこない。
『やらなくてもいいことはしない。やらなければいけないことは手短に」
この信条で生きてる「ホータロー」と「里志」「千反田」「摩耶花」の4人。
彼らは同じ高校の古典部という4人しかいない部活で高校生活をおくる話だ。
「摩耶花」は「里志」に好意を寄せ、「ホータロー」と「千反田」もいろいろ
ありながらも好印象という関係で進んでいく。