鶴の一声。美声だけではない。

中国の全人代が開催されている。世界の経済人や政治家は注目している。

中国は不動産不況で経済的に混乱が続いているという声が多い。投資も減少傾向という。経済スパイ問題も中国への信頼を揺るがせているように見える。「鶴の一声」で曖昧な法律では拘束される例が多々あるからだ。今までは広大な市場の魅力と労働市場の安さから中国詣では大きなものだったがいまでは警戒がまずある。中国以外に市場が考えられないかを考えるようになってきたのではないか。処理水問題ひとつみても「鶴の一声」によって日本からの水産業は大打撃を受けた。いまだに水産業は打撃を受けている。一度「鶴の一声」が出てしまうと誰もが反対できないからどうにもならない。

権力集中の悪例だろう。とくに経済は100%利益になることは稀だ。一方がよければ一方が悪くなる。スーパーに力をいれたら商店は倒産し地方が廃れる。バランスが難しい。経済を発展させるには世界から信頼を得る地道な努力しかないのだろう。