有川ひろ『イマジン?』を読む。

有川ひろ作品。有川浩と有川ひろと同一の作家なのだがこの区別は何なのだろう?作品によるのかなあ。これまでの作品の中では自分には一番面白かった。一気に読める作品のほうが自分は好きだから。400頁近いのだが・・・。

『イマジン?』

良井良助(いいりょうすけ)は高校卒業後ゴジラに魅せられて映像学校を卒業するのだが最初の会社に騙されて種々アルバイトで生活。たまたま佐々といういかつい男に誘われて映画・ドラマなどの制作会社のアルバイトに。殿浦イマジンという映画制作会社だ。最初の仕事は「天翔ける広報室」という航空自衛隊の広報を舞台の人気テレビドラマ制作の雑用バイト。大好きな人気女優もでていて舞い上がりつつ走り回る。

社長に認められて殿浦イマジンの社員に。次の仕事は「罪に罰」という映画。次が「美人女将・・」そして「みちくさ日記」そして長編映画「TOKYOの一番長い日」と社長の殿浦・佐々や経理の今川・現場で一緒になって仕事ができてついには殿浦イマジンに就社の美人幸など現場を支えることに情熱を持つ人たちに支えられ・かわいがられてやっと夢を持てるようになっていく良助の話。

(映画やドラマの制作が見えるような作品。仕事での脚本も出ていてそれに関わっていく過程がリアルに描かれる。)

☆☆☆☆