入学式に届かない制服。

数年前に成人式に晴れ着が納入されなくて社会問題になったことがある。

今度は高校の制服が入学式に届かないと大騒ぎに。期日限定の難しい商品なのだ。

晴れやかな入学式に制服が着れないのだ。他の人と違う服をきて列席する気持ちは余りある。少子化で兄姉からのおさがりなんて時代ではないのだ。

制服取り扱いの専門店のようだから毎年大変な目をして生徒に納めていたのだろうが

許されない失敗をしてしまった。かってちょっとだけ制服を扱っていたから大変さは理解できるが300校以上の制服をあつかうとなったら尋常ではない。

高校の制服などは合格発表から制服納品までに時間がない。受注・採寸・納品の前段階のメーカーへの発注の見込みが違ってたら大変なことだ。昔と違って生徒の名簿も事前に受け取るわけにはいかない。いつくるか分からない注文を待つしかない。学校で採寸する場合もあるがそれにしても予測が狂ったら大変なことになる。お直しも膨大になりかねない。大変だからしょうがないというつもりはない。なにしろ納期が限定された商品を扱うのだから絶対に期日からの遅れは許されない。だからこそ期日が近づいたお客さまは心配する。心配したお客様の問い合わせで店舗は混乱する。そうならないように事前に対策を講じることが求められるのだ。今回は見込みが違ったというが例年との違いを早く察知して対策を講じなければならなかった。歯車が狂ったようだ。

卒業生からの制服協力の動きもある。生徒のみなさんが無事に入学式に制服着用で出席できますように。