石原慎太郎氏が亡くなったという。一つの時代が終わった。
石原裕次郎映画の時代に生まれた我々はやっぱり「太陽の季節」だろう。
若さがまぶしい裕次郎氏に比べて慎太郎氏は陽と静の見方をしていた。
「性」の問題を正面から捉えてまぶしかった少年後期の頃を思い出す。
政治家になって青嵐会の暴れん坊として東京都知事として尖閣諸島の購入計画でのごたごたは記憶に新しい。このことが日中関係に亀裂をもたらしたようだがはっきりものをいう慎太郎氏にはすっきりした感覚だったような気がする。慎太郎氏の子供たちが政治に芸能界に活躍したのは個々の実力もさりながらやっぱり慎太郎氏の威光に国民が反応したせいだろうと思う。謹んで哀悼の意を表します。