下村敦史『失踪者』を読む。

下村敦史氏。1981年京都生まれという。江戸川乱歩賞を受けたとある。

  本を読む楽しみに自分で行けないことやできないことを疑似体験が

  できることにある。その意味ではこの本は登山家の話だから山に同行だ。

『失踪者』

 大学時代に登山競技大会でであった樋口と真山は樋口の才能と将来K2に

登りたいという夢に共感して以後ふたりは切磋琢磨する。K2に登る計画

を目前にして真山は仕事の関係で断念。樋口は単独で世界の最高峰の山々を

制覇するのだがある時から若手登山家榊の写真を撮る側に回ったという噂。

しかも何度も榊は頂上まで登るのだが樋口は途中で登れず失敗という噂。

樋口は山で死んだ。10年後死んだ山に向かった真山は信じられない光景を。

死んだ樋口は生きて10年も名前を変えて生きていた?なぜ???真実は?

☆☆☆

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