小西マサテル『名探偵じゃなくても』を読む

小西作品。亀田コミュの新着本という案内に惹かれて借りた本。作家は1965年生まれ、香川県出身・放送作家。2023年12月出版。ミステリ好きにはたまらないかもなあ。ヒッチコックやドイルなど満載だ。表紙は主人公楓のイメージなのだろうが中味はこんなにヤワではない・・・。しっかりと構成されてる。

『名探偵じゃなくても』

親を失った楓はミステリ好きでレビー小体型認知症(DLB)のかっては「まどふき先生」と呼ばれ碑文谷に住む祖父を時々見舞う教師の女性。彼女を慕う楓には岩田という教師と役者志望の四季という友だち。そして我妻という刑事が主な登場人物だ。「サンタクロースを見た男』「死を操る男」「泣いていた男」「消えた男・現れた男」「時間旅行をした男」と事件が起きてヒッチコックやコナンドイルなどの著名なミステリを下に碑文谷と呼ばれる祖父の下に事件が持ち込まれて祖父が明解に解決してみせる話だ。

祖父のレビー小体型認知症は病気の中で唯一時間を行き来出来てそれによって幻視を見ることでミステリの真実を暴くことができる。それによっていろいろな事件が解決されていくという話ができあがった。

(ミステリーフアンにはたまらない本かも。良く分からない自分も題名や作者などをいつか読んでみたいとメモしながら読んでしまった。)

☆☆☆