45歳定年制論。

サントリーホールディングの新浪剛史社長が

 45歳定年制導入論を打ち出した。衝撃的な指摘である。

会社に45歳まで勤めてそれ以後はそれまでに得たもろもろのノウハウを基にして

自由に旅立つ。会社もさらに能力の高い人材を得て活性化していく。

そんなことなのだろうか。新浪社長の意図はこんなことであってるのだろうか。

会社は確かにいいような気がする。45歳で一度サラにして人材の点検ができるから。

45歳定年で「ヤッター!」といえる社員はどれほどいるのだろうかと心配になる。

22歳ぐらいで入社して23年間に45歳の定年を目指しさらにその後の自分の人生を思い描く。そんな人になれたら羨ましい。極めて少人数でありほとんどの人は入社しないか退社を前提に仕事をするような気がしないでもない。

自分はもともと終身雇用論者である。年功序列は廃止は当然として企業は社員には基本的には最後まで雇用する覚悟で入社をせるべき。そのくらいの覚悟が企業になかったら社員はどうしても使い捨てになってしまうからだ。終身雇用にしても社員の人生設計のためには退社をすすめることも不況のさいには解雇もありうるのだから。

企業にはそれくらいの覚悟で採用する必要があると考えているからだ。

時代遅れなのだろうか。ああ45歳定年論はどうなる?そんな時代には行きたくない。