稲葉稔「大江戸人情花火」を読む

稲葉稔氏は1955年生まれ、熊本出身で脚本家・放送作家を経た人という。

この作家の本は初めてだ。この本は江戸の花火大会で「玉屋!」とか今でも

花火の季節には掛け声が言われるがその由来の本だ。

「大江戸人情花火」

  江戸では鍵屋という花火師が一手でやっていたのだが外部から業者を

  入れるという話になった時鍵屋は手代にのれん分けして外部業者の

  入るのを阻止したことが話の導入になっている。

  鍵屋弥平衛は手代の清七にのれん分けをする。苦労の末清七はなんとか

  玉屋として花火店として成功し、玉屋市兵衛として鍵屋に恩義を感じつつ

  鍵屋に負けない花火をつくって成功を収めるのだが・・・・・・。

  鍵屋の職人の妬みから放火に遭い炎上してしまう。しかし玉屋はお咎め

  受けたものの「玉屋!!」の声だけは残っていった。

☆☆☆

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