看取難民。

        看取難民という言葉があるらしい。
        独身者が多くなり死ぬ時に誰にも看取られることがなく
      死んでいくと思われる人たちのことだという。
      2030年想定では47万人と想定されるという。

      最近は配偶者を持たないことに不自由を感じないという人が
      増えているということだ。
        2015年調査では
      生涯未婚率が男性23%  女性14%  という。
      2035年想定では
      生涯未婚率が男性29%  女性19%  になると言われている。

     確かに 衣食住では独り身で不自由することはいまの時代はないから
     人間関係で束縛のない人生を選び、自由を求める人は増えているかも。

           子孫とか民族とか結婚とか家族とか子とか孫とかは
     それほど重要なワードではなくなってきてるのかもしれない。
     一方ではコンパだったり婚活だったり、SNSで結びつく話も聞く。
     結婚という形式に拘らないかと思うと同性婚という話もある。
     日本の将来はどうなっていくのだろう。
         
     確かなことは人は死ぬ時は独りであるということ。
     自分的には看取りがあるかどうかは気にならない。
     死ぬ時に苦しむのかどうかだけに関心があるだけだ。
     「自由」の拡大は当然いろいろな死の形が増えるということだと思う。
     
     それが「看取難民」とは悲しい言葉だ。いやな言葉だ。
     死に場所を求めてさまようようなイメージしか出てこない。