節目を過ぎて思うこと④初恋


   誰しも「はしか」にかかるように

         「初恋」という病を経過して大人になる。

         自分もはるか昔 小学校の4年生の時にかかった。 かわいい子だった。

         相手の顔を見るときも、家の前をとおる時も心臓が飛び跳ねた。

         通信手段はあのころは唯一 年賀状であった。

         いま思い出しても汗がでる。強いおもいを伝えたくて2枚も年賀状をだしたのだ。

         なにも変わりはしなかった。

         でもいまになってもあの”熱い思い”を思い出す。

         この”熱い思い”をもてたことがこれまで生きてきた原動力だったような気がする。

         ”熱い思い”をもてた自分がいとおしいのだ。       ああ 思い出。