誰しも「はしか」にかかるように
「初恋」という病を経過して大人になる。
自分もはるか昔 小学校の4年生の時にかかった。 かわいい子だった。
相手の顔を見るときも、家の前をとおる時も心臓が飛び跳ねた。
通信手段はあのころは唯一 年賀状であった。
いま思い出しても汗がでる。強いおもいを伝えたくて2枚も年賀状をだしたのだ。
なにも変わりはしなかった。
でもいまになってもあの”熱い思い”を思い出す。
この”熱い思い”をもてたことがこれまで生きてきた原動力だったような気がする。
”熱い思い”をもてた自分がいとおしいのだ。 ああ 思い出。