愛川晶「手がかりは平林」を読む。

愛川晶作品は4冊目。落語が面白いと思う人には楽しい作品だ。

現在のテレビの状況ではもっと日本の古典的笑いである落語はもっと

放送してほしいものだ。チャラチャラのリモート番組よりは自分的には

ずっといい。

『手がかりは平林』

前座で習うという「平林」は物忘れのはげしい権助が主人に

平林さんへ手紙を届けてほしいといわれて物忘れがはげしく字の読めない

権助は「ヒラバヤシ」と口にだしていけば大丈夫と言われて「ヒラバヤシ」

と言い続けて行くのだが人にぶつかって忘れてしまって人に聞くと

いろいろな読みをいわれて戸惑うという話。馬伝師匠の美人弟子お伝が学校で

演じて失敗するのだが馬伝師匠の奥さん亮子に慰められる。

次のカイロウドウケツでは落語が主だがおかしな人間関係のミステリーも

でてきて引きずり込まれる。

☆☆☆

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