朝倉かすみ「ほかに誰がいる」を読む。


   朝倉かすみさんは北海道出身だし、直木賞候補にも選ばれた。
   ますます活躍してほしい作家だ。
  「ほかに誰がいる」
      75歳の自分が読むような本ではないのかもしれないが
      なにを読もうと勝手だろうと開き直っている。

      中学の同級生の女の子が憧れの女の子を見つけて天鵞絨(ビロード)
      と愛称をつけ「わたしたち」になりたいと思い、せめてビロードが米国に
      行ってるあいだに父親に接近して関係をもち、ついには姉妹の
      子供がほしいと思い、ビロードが結婚すると彼の子供がほしいとなる。
      これほどまでに想っているひとは他にだれがいるというのか。
      ビロードの父と思って関係してたが実は父ではなかった・・・・・・。 

   ☆☆☆文章が短いのですごく読み易い。若い少女の一途さが怖いくらい。
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