村田沙耶香「ハコブネ」を読む。
「コンビニ人間」に惹かれてまた読む。
読みだしてすぐ思った。
この本は男が読む本ではないかもしれない。
74歳が読む本ではないかもしれない。と。
里帆と知佳子と椿の女性3人の性の話。性にまつわる女性の生き方の話。
里帆は好きな男の子との行為を辛いと感じて自分の性について悩む。
知佳子と椿に相談するのだが
知佳子は現実の生活はままごとと感じ、自分も星の欠片のひとつと
信じてる女性だから現実的なことからは自由という女性であり
椿は反対に小さいころから女性的な女性として生きてきている。
里帆は可愛い後輩や椿に触れて自分はどんな性なのかいろいろ
試行錯誤で悩みはつきない。
知佳子もプロポーズされるのだが星の欠片と星の欠片が交わる
ような感覚に別かれて自分の道を進もうとする。
椿は結婚しようとする相手はいたが現実的問題で別れる。
三者三様に自分のあった性を求めてさまようという話。
これは女性だけでなく男性の問題でもあり百人百様の幸せを
求める組み合わせの問題の話なのだろう。 これが感想だが????
いやいや一人で性を無視する生き方もあるからもっと複雑か。???