熊谷達也「揺らぐ街」を読む。

  図書館でなにげに熊谷達也の本棚にまだ読んでない本があった。
  熊谷達也「揺らぐ街」である。

    宮城出身の作家だから東北大地震のことが描かれていると推測。
    たしかに東北大地震がテーマなのだが。

    優秀な編集者と担当のN賞受賞の作家との密接な関係」を描き、
    作家たちが東北大地震で「ものを書く「」ということの根底から
    揺さぶられるなかでN賞受賞の作家もまた心揺れる。
    被害にあった元新人賞作家を探し出し、もう一度 被害の当事者に
    本を書いてもらう。彼は再度 作家をめざしA賞をとるまで成長する話。
 
    作家 熊谷達也の本は読みやすくすらすら読めるのだが
    この前に読んだ西加奈子の本も編集者と作家であった。
    本を読みながら作家が一番手近な「編集者と作家」を
    これほど書いていいのかなあ。安直すぎないのかなあと
    心にひっかりながら読んだ。
    確かに 編集者とか作家についてよく分かる本ではあるが・・・・・・。 
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