「市長 上告を決意」のニュースを見た。
2011年3月11日PM2;46 大震災。
大川小学校の悲劇はここから始まる。大津波が学校を襲う。
生徒108名中 74名が死亡または行方不明。
教員 11名中 10名が死亡または行方不明。
亡くなられた生徒23名の訴えをうけて
地裁・高裁の判決をへて市長は上告を決意したという。
問題は大川小学校への津波が予見できたかどうか。
津波を想定して対策が万全であったかどうか。
この2点が中心であろう。
津波の悲劇とともに裁判も悲劇であり、裁判が長引くことも悲劇であろう。
津波の被害が予見できたかは「誰が」予見できるとするのであろう。
地区の4割の方が死亡し先生の11名中10名が死亡または行方不明の
状況では普通の人では予見不可能とするほうが自然な気がする。
津波に対する対策が万全だったかどうかは防災意識の問題もあり
意見の分かれるところであろう。
いずれにしろこの裁判は大勢の子供を亡くした親御さんたちにとっては
大変なことであるが死者を鞭打つような面もあり裁判になじむのかどうか
を含めて大変な問題である。
普通の裁判のように「勝訴」「敗訴」では片づけられそうにない。
裁判の行方を見守っていきたい。
ただただ亡くなられた方々のご冥福を祈るばかりである。