湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」を読む。
感想は74歳が読むべき本ではなかったということ。
日の出化粧品に勤める美人社員三木典子さんが黒こげでしぐれ谷で
死体となって発見される。
関係する同僚、上司、学校時代の友達や近所の人たちが
被害者のこと、加害者の推量などをそれぞれの立場や思いなど
を話すことで事件や人間や人間関係を浮き彫りにしていく小説である。
とくに女性の視方の違いや態度、関係性など分かりやすく書いていて
その部分では読めるのだが最後には事件の雑誌報道や
関連するブログなどがたくさんあって74歳にはついていけない。
若い読者にはそれらも小説の一部ととらえて面白いのだろう。
うーん!これが湊かなえの小説なのだろう。