2月2日の道新で紹介された「さわこのじてん」。
これは知的・聴覚・肢体に障害のある子をもつお母さんが
お子さんが自分の思いを発信できるように「じてん」を作ったものだ。
お母さん、聾学校の先生、医師が根気づよく取り組んだ成果である。
お子さんの「さわこ」の「さ」を覚えるのに1年かかったという。
自分も身内に知的障害者をもつ関係で施設にはよくお邪魔する。
施設で一番悲しいことは
寄って来たり、話しかけてきたりする障がい者の言ってることが
理解できないこと。
分かったふりして頷いたり、一緒に笑ったりすることしかできない。
後ろめたいことこの上ない。
施設の職員は日ごろ接していてある程度は意思疎通はできるという。
障碍者をもつ親御さんの愛情は特別なものがあり
いつも一生懸命で頭が下がる思いをしている。
障害者は100人いれば当然100の対応が必要であり
「さわこのじてん」は万能ではないし、さわこさんだから成長したの
のかもしれない。しかし 書いてあるように”扉をたたき続ける”
大切さとそしてさと関係者すべてに勇気を与えてくれる。
スマホに表示される時代がくれば垣根はもっと低くなるだろう。
あー そんな時代がくることを。