加納朋子『螺旋階段のアリス』を読む

加納朋子作品。最近集中的に加納作品を読んでる。この本は

ルイス・キャロル不思議の国のアリス」を題材にサラリーマンを辞めて探偵事務所を立ち上げた仁木順平。そこに突然あらわれた助手志望の安梨沙との探偵物語

『螺旋階段のアリス』

特例での退職募集に応じて探偵業を始める仁木順平。奥さんは有名なシナリオライターだ。事務所を立ち上げたら螺旋階段から上がってきて覗いたのは若い助手志望の市村安梨紗。爽やかコンビで事件を解決していくことになる。最初のお客は亡くなった主人が隠したという貸金庫の鍵探しの依頼。2番目は向かいに住む美婦人の浮気していないという調査依頼。3番目は旦那さんから何もかにも優しくしてもらったマダムからの依頼のサクラという名の不明になった犬探し。4番目は順平の元の会社の同僚に依頼の会社の地下にある駐車場の管理をしている人からの不思議な電話の謎解明依頼。5番目は助手の安梨紗が突然電話1本で行方不明になって父から誘拐の疑惑を受けた事件の解決。

(探偵と助手の共通の話題は「不思議な国のアリス」「鏡の国のアリス」)

☆☆☆