越境攻撃7割が支持。パレスチナ。

パレスチナの人々のアンケートが興味深い。

ヨルダン川西岸とガザ地区の人々の調査なのだが質問によっては両地区で差があるものもあるけれどイスラエルに奇襲攻撃・越境攻撃を支持している人が約7割を占めるという。ハマスへの支持も5割を超える。これはハマスと市民が一体化していることを示している。これではイスラエルが国際的な支持を得られなくてもハマス殲滅に攻撃を続けるというのもうなづける。

それでいながらハマスが奇襲攻撃して人質をとった状況についてネットやニュースなどでみたことがあると答えた人は14%しかいないという。

これはどう考えたほうがいいのだろうか。ハマスが人々と密着してハマス以外のことは信じないという構造になっているのかもしれない。

国連で停戦決議がされたけれども越境攻撃を支持しているのが7割ということは人質解放も認める人の割合も少ないのだろう。ハマスが強気なのも見えてくる。

兎に角 人質解放と停戦を同時に行うことだ。パレスチナが平穏な国造りを進めるためには越境攻撃を認め、人質を認めていてはまだまだ時間と犠牲がかかりそうだ。