村上春樹「東京奇譚集」を読む。

村上春樹さんは嫌いであった。

図書館でチラチラとみても読む気はなかった。

海外に住んで横文字をならべてるのが気に入らない。

ハルキストと高められ、出版の際の大仰さも気に入らなかった。

東京奇譚集

  以外と面白い。評判なだけにしっかりしてるという今は思いでいる。

  5編の短い奇譚がコンパクトにまとめられている。

  「偶然の旅人」「ハナレイ・ベイ」「どこであれそれがみつかりそうな場所で」

  「日々移動する腎臓のかたちをした石」「品川猿

  「偶然・・」はゲイの弟が喫茶店で同じ本を読む女性に出会い何年も会ってない

   姉に電話をして女性と同じ乳がんで手術をすると告げられる。

   「ハナ・・」天才的ピアニストがハワイで息子をサーフィン中にサメに食われて

    失う。毎年そのベイに通い日本からきた若者に足のないサーファーを見たと。

   「どこで・・」マンションで夫が突然いなくなったと告げられて探す。

   「日々・・」父から男が一生に出会うなかで、本当に意味を持つ女は三人しか

    いないと言われてそれにこだわる淳平。

   「品川猿」名前が出てこないことを気にしてカウンセラーをうけた女が

    過去に寮にいた時名札を友達から預かるがその女性は自殺した。

    持っていたはずの名札が猿に盗まれていてそれで・・・・・・。

   (面白かったけど春樹の本は読まないだろうなあ。難しいし・・・)

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