中村文則『悪と仮面のルール』を読む

中村作品。作家は45歳。愛知生まれの芥川賞作家。テーマに激しく迫る。会話の部分よりも思想性が強い。難しいけれど読む人にいろいろ考えさせる。面白い。

人間は殺人という行為に耐えられるのか、その後どんな行為に走るのか。

悪と仮面のルール

財閥の高齢の時に生まれた久喜文宏は11歳の時に「邪」を残すためにお前を産ませたといわれ絶対的な父の力の下で香織という養護施設から養女にした娘とともに育てられた。文宏は美しい香織と恋をし愛し最高の幸せと思える日々を送るのだが父はそんな香織にちょっかいをだす。悩み苦しんだ文宏は父を地下室に閉じ込めて殺害する。香織は家を出、文宏は殺人を犯したことに思っていた以上に苦しむことになる。

整形医を探して海外で死亡したという男の顔にそっくり整形してしまう。思いを寄せる香織の身辺を探偵に調査し香織に近づく結婚詐欺師を殺害する。「邪」として育てられた文宏には当然という思いと良心のハザマで心は揺れる。整形した顔で香織と会う機会を作るのだが香織の変わらぬ心を知るだけで普通の女性とつきあいそしてふたりで海外に行くことを選択する。

(幸福とは閉鎖だといわれた文宏だが人は温かい心に包まれているのが幸せなのではないか。そう思ったのではないか。文宏は財閥の子。お金の心配なく頭だけで生きていられるのがいいなあ。)

☆☆☆

 

銃の悲劇がまた。NY。

ニューヨークのスーパーで銃の乱射で10人が死亡するという事件が起きた。

今回は18歳の白人の男の子が白人至上主義を掲げて黒人めがけて乱射したらしい。

どこの国でも極端な考え方は一定数がいる。そんな時に銃の所持を許可されて自由な国では当然のように一定数の悲劇が起きる。それでも銃を持つことを米国民は支持するという日本人からみると不思議な国だ。そんな危険な国だから当然治安を維持すべく警官も激しく事件や事故が起きた時に対応する。それがまた悲劇を起こすことも多い。

一度すべての銃を取り上げて銃のない市民生活がどんなものかやってみたらいい。

どれだけ銃は市民を守ってるのだろうか。データはあるのかなあ。

トップは叱責するだけでいい!?

北朝鮮でコロナ感染が急激に進んでいるという。これまでに120万人以上が発熱があり80人以上が亡くなったともいわれる。

トップは保健関係者を叱責したというニュースが流れるが独裁者であるトップは叱責するだけでいいというのは面白い。自分の失敗とは絶対認められないから大変だ。

韓国の新大統領は薬品や人材の医療支援を北朝鮮が望むならすると申し出ているが北朝鮮が韓国からの支援を受けるかどうか注目だが・・・・。

ミサイルを撃ったり、核実験をしたりしている状況ではないはずであったが民生を大事にしていないツケがでてきたのだろう。日ごろから国として信頼があれば手を差し伸べる国はたくさんあるだろうが・・・。

 

 

福ニャン日記 菜園完成

5月16日 くもり

我が家の超ミニ菜園にすべての野菜が植えられた。過密かもしれないがついつい植えたくなる。ミニトマト4本・トマト1本・唐辛子1本・キュウリ2本・サヤエンドウ1本・トウモロコシ1本と合計10株植えた。毎日2回は見に行き水を欲しそうにしてたら水を上げる。どんなことになるか。プランタンに貰ったダリアも植えた。

昨日は古文書解読ボランティアの日。解読するのはいろんな人の筆遣いがあるから難しいものだ。役にたってるのやら分からないがボケ防止を兼ねてがんばろうかと思う。

 

何勝したら優勝するのだろう。

大相撲は8日目にして1敗力士もいなくなった。2敗の力士も5人しかいない。

優勝ラインはいくらになるか分からない大混戦模様だ。

横綱照ノ富士関も敗れて3敗になってしまった。調子が悪そうだから照ノ富士関の優勝の可能性は低いのではないか。上位陣では調子がでてきた貴景勝関が3敗でなんとか。

2敗の力士は一山本関・隆の勝関・玉鷲関・碧山関・佐田の海関の5人なのだがこの中では可能性があるとすれば玉鷲関は優勝経験もあるから可能性は一番だろう。

この調子では優勝ラインは4敗かもしかしたら5敗までいくのかもしれないなあ。

すごい低レベルの場所になりそうだ。さあて誰が優勝するか。毎日の取り組みを見逃せない。

悲しい事件が続く。

ネットのニュースをみると連日のように悲しい事件が起きてる。

昨日の見出しだけ見ても●竹藪に赤ちゃんの遺体●ビルの谷間に男の遺体●子供の身体に多数の皮下出血の跡●親のバックした車にひかれるなどだが先日には川に流されたりと続いている。命が軽くなっているのだろうか。

コロナ禍で気持ちが荒ぶっている傾向にあるのかどうかは分からないがこんな厳しい時だからこそ冷静に落ち着いて辛抱して暮らさないといけないのだろう。

日本では毎年3万人近い人が自殺で亡くなるともいわれる、ロシア侵攻を除けば通常は世界の戦闘で1年間で亡くなる人より多いという話もある。心を強くもって人には優しくして命を大切にすることが必要なのだろう。

中国はロシアを支援しないで!

G7外相会議でウクライナ侵攻しているロシアを中国が支援しないよう求める決議案。

侵攻以前から中国がどうするのかが焦点になっていたが中国は一向に明確な侵攻への非難をしてこなかった。ウクライナはロシアに対する反攻をようやく強めている。

これではまだまだ長期戦になるだろうがもしウクライナの反攻が功を奏したら中国は厳しい非難を受けることになるだろう。中国が早くに侵攻を止める動きをしていたらもっと早くに解決しただろうから。ロシアでは広範囲の自然火災が発生しているというニュースもある、兵士の家族が困惑しているというニュースもある。今の世の中は軍事ではなく経済が動かす時代なのにまだ軍事に拘る、力に頼るのはいかがなものか。

戦後70年人々は平和な安寧の世をすごしているのに侵攻とは・・・・・。