西加奈子「漁港の肉子ちゃん」を読む。


   西加奈子作品は何作目だろう。
   「漁港の肉子ちゃん」
     天真爛漫・正直・直球の太って明るい肉子とその子でかわいい小学生
     キクりんの楽しいおもしろ生活の展開だ。
     逃げた男を探して東北の港町にきて人のいい居酒屋に勤めを得る。
     田舎街だから学校も仕事も近所もいい人だらけだ。
     実は肉子は本名は菊子。風俗などで一緒に働いてた女が子供を
     産み、育てられずに逃げ出したのを肉子が自分の子として入籍させて
     キクりんを育てているのだ。
     太った容姿と奔放な言い方にキクりんは時々恥ずかしい思いも
     するが育ててくれたことに感謝し、肉子が大好きなキクりんだった。

     ☆☆☆ 面白会話で漁港の人たちの人のよさが目に見える。
イメージ 1