西加奈子「円卓」を読む。


   西加奈子作品は4冊目ぐらいか。
     それにしても自分の読書遍歴はとりとめもない。
  「円卓」
   この本は童話のような・絵本のような本。
   祖父母・両親・三つ子の姉たちに可愛がられている小学3年生の
   女の子琴子(愛称こっこちゃん)の成長をとらえた本だ。
   こっこちゃんは言葉の面白さに興味をもつ子であり、クラスの子が
   ものもらいで眼帯してくるとうらやましいと感じる子・隣にすむ男の子が
   吃音でよく話せないのをうらやましいと感じる子・「孤独」という言葉が
   好きな子だったのだが・・・・・・・。
   夏休みの間に人の心や言葉の意味を感じることができる子に
   成長していくという話。題名の円卓は琴子一家が8人で公団住宅
   住んでいて居間には中華店からもらってきた円卓がでーんとある
   和やかな家庭からきている。
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