2018-10-30 函館仏像群散策 (55) 日記 四国巡礼の札所の歴史をみると 戦乱での焼失や廃寺からの再建がたくさんある。ほとんどといっていい。 昔の人々のお寺に対する思いや支援する豪族や藩主などの援助が すごいものがあったと思える。病にかかったら医療が発達していない以上 仏にすがって直すしかない。薬師如来が大活躍したのだろう。 第43番 明石寺(めいせきじ) 源光山 円手院 愛媛県西予市宇和町 天台寺門宗 開基~正澄上人 ご本尊~千手観世音菩薩 欽明天皇勅願で円手院正澄という行者 が開基したという。後に弘法大師が 訪ねて「金紙金泥の法華経」奉納。 乙女に化身した千手観菩薩の霊地。 役行者小角の5代目が修験道場とした。 「しあわせ観音像」着物姿慈悲深い顔。 「明治時代信者の浄財で建立の本堂」 宇和町~古代文化の町 古墳のほか 開明学校・申議堂・長英の隠れ家。 正澄ー寿元ー大師ー頼朝ー西園寺など 開基から時代毎に援助を受けた。 55体目。 天台寺門宗が四国巡礼の寺になってるのはめずらしい。