函館仏像群散策 (55)

   四国巡礼の札所の歴史をみると
     戦乱での焼失や廃寺からの再建がたくさんある。ほとんどといっていい。
     昔の人々のお寺に対する思いや支援する豪族や藩主などの援助が
     すごいものがあったと思える。病にかかったら医療が発達していない以上
     仏にすがって直すしかない。薬師如来が大活躍したのだろう。

  第43番 明石寺(めいせきじ) 源光山 円手院  愛媛県西予市宇和町
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天台寺門宗  開基~正澄上人
 ご本尊~千手観世音菩薩
 欽明天皇勅願で円手院正澄という行者
 が開基したという。後に弘法大師
 訪ねて「金紙金泥の法華経」奉納。
 乙女に化身した千手観菩薩の霊地。
 役行者小角の5代目が修験道場とした。
 「しあわせ観音像」着物姿慈悲深い顔。
 「明治時代信者の浄財で建立の本堂」
 宇和町~古代文化の町 古墳のほか
   開明学校・申議堂・長英の隠れ家。
 正澄ー寿元ー大師ー頼朝ー西園寺など
 開基から時代毎に援助を受けた。

 55体目。 天台寺門宗が四国巡礼の寺になってるのはめずらしい。