国会を前に自民党は変化球を投げてきた。
野党と与党の質問時間の割合の変更という問題である。
これまでの7:3を議員数の割合にしようという提案だ。
枝野代表は早速 食いついた。「議院内閣制をおびやかすものである」
野党は大上段にかまえて反対しても結局は6;4、7;3とか譲歩されるだけだろう。
理由が自民の若手にも質問機会をというのだから野党も議員だからせめて気持ちは
分かってやらなければと思う。ここは野党は与党にお願いしていままで通りにしてもらうことだ。
反対することではない。お願いすることだ。議員ひとりひとりが国民から選ばれた点では一緒だ。
なにも考えず、組織だけにすがって生きてきた政治家というものに幻滅を感じるのだ。
ひも付きの政治家はいらない。ひもはついていても国民全体に目をこらす政治家でなければ。
今回の動きのなかで気になるのは選挙で当選した岡田氏や野田氏などの「無所属の会」の
動きである。立憲民主党にすぐに合流しないことに日本の政治への光があるような気がする。
まず反対ありきではなく日本の未来へ目をむけた政治家の結集をめざしてほしい。
そうすれば最初は少数でもきっと自民党を超える政党に育つのではないか。 期待している。