< 子育て >
自分の人生のなかで一番後悔しているのは子育てである。
自分は子育てに失敗した。いや子育てに失敗したのではない。子育てをしなかった。
結婚し、子供が生まれた。所謂 共稼ぎの生活であった。
当時はそれほど変わってたわけではない。まずまず普通であったと思う。
今は育児書やらその他の情報はたくさんある。
当時も情報を得ることはあったのだろうが。懸命に生きていればついてくると思っていた。(?)
今思うと結婚する前の段階でじっくり考えて結婚してなかったのだろう。
自分には余裕がなかった。仕事をすること、社会になじむこと、それだけでいっぱいだった。
自分のこどもはやさしく、いい子である。自分の欠点を嫌になるほど受け継いでいる。
その意味では順当なのだが。
優秀な子をもつ親御さんたちの「こう育てました」ものを見聞きするたびに胸がいたむ。
いまからなら「こうすれば」「ああすれば」と思うがこればかりはどうしようもない。
こどもはいい歳になった。自分はまだぐずぐずしている。なんともなさけない親である。
73才 これが自分の人生。馬鹿な親のままで人生を終えることになるのだろう。