2年前に亡くなった叔母さんの旦那様が先日亡くなった。93才という。
叔母ご夫婦には自分の小さいころから本当にお世話になった。
仕事で行き詰まった時にトボトボ家を訪ねた時にもなにも言わずに温かく包んでくれた。
釣りが趣味のおじさんにアユ釣りに連れて行ってもらったこともある。
それにしてもおじさんが93才まで生きるとは親戚のあいだでも誰も思わなかったろう。
持病もあり、痩身であり仕事も定年前にやめるほどであった。
いつも穏やかでそれは自分の記憶ができてから亡くなるまで変わらなかった。
ご夫婦で仕事をやめてからの生き方や考え方をしっかりもった結果なのだろう。
生き方や考え方や性格や節制で人は長く生きつづけることができるというお手本のような人。
葬式での遺影は81才の時に
船に乗ってブリを釣ったときの優しい、ちょっぴり得意そうなカッコイイ写真が飾られていた。
普通の堅苦しい遺影もいいがこんな趣味に遊んだ写真も人柄がよりでていて
いいものだと手を合わせながら思う。
自分のときは差し詰めなににしてもらおうか。馬券を持った写真ではさすがに恥ずかしい。
それよりなにより自分の残りの人生はおじさんのような生き方ができるようにしたいものだ。 合掌。