描いたものだ。
身分の違いを超えて口に出せない恋心を抱きつづける男と女の秘めた恋物語。
富子は義政が後継者を決めたあとで富子に男の子が生まれる。富子はなんとしても自分の子を後継に
したいと母親心がでる。陽の妻は静の夫を抑えて息子を後継将軍につける動きが時あたかも
幕府を支える有力者たちの間でも跡継ぎ問題がさかんで骨肉の争いが起こっていて蒐集のつかない
10年以上におよんで都は廃墟になるような乱となる。それが応仁の乱であり、そのなかでなにも
しない義政にかわって仕切ったのが富子である。その結果が後世に悪女言われた強い女性である。
一休和尚が富子の心の師匠として登場する。汚れ役を強いられる富子に言う。
「1日を生きることが天への恩返しであり、老いるということは若者よりも長く恩返しができる
ということ」 あーあ長生きすることはいいことだと一休和尚は言ってる(?)。 ガンバロ!